ロボデュビア爆誕の可能性について

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生き物として強靭な生命力を誇るゴキブリ達

 

紀元前から生き続けている存在感

「活きている化石」ともいわれる現代のゴキブリ達直接の祖先(現生ゴキブリ目は今から3億年前のペルム紀に出現したと判明している。

ペルム紀は今から約2億9900万年前から約2億5100万年前の地質時代で、巨大な両生類や爬虫類が生息していたまだ地球が摩訶不思議ワールドだった頃。昆虫の完全変態の種族が進化したのもこのころとのこと。この紀の終わりにはP-T境界事変という地球史上最大規模の大量絶滅が起こったそうな。中2真っ青のワクワクワードである。その絶滅っぷりはすさまじくなんと海洋生物の96%、すべての生物種だと90~95%にも達したらしい。原因は唱えられている説はあるもののまだよくわかっていないという。

つまりゴキブリはそんな100種がいたら5種しか残らなかったような時代を乗り越えて、現代においても全世界に4000種。総数1兆4853億匹を想定されるまでに繁栄しているのである。

そんな生き物を有効活用できれば・・・

そんな風に考えることは別に変なことではない。そもそも古くは日本でも食用にされていた歴史があるし、薬としても用いられてきた。そもそも様々な生体実験に用いられる対象としても「ゴキブリならいいか」と考えられちゃう(嫌われ者である)ことも、人類にとってはメリットだろうと思う。現代では技術の進歩によって「バイオ燃料電池」や「食品廃棄物処理役」として活用しようとするアプローチもあるらしい。その中でもチップ等を埋め込んでゴキブリを災害救助などのシーンで活用しようとする案もあるらしい。(※読んだ記事が数年前のものだったので正確にはあった。なのかもしれない)。けっこう各国で研究されていたりするらしいが、米国においては「CyberRoach」計画として真剣に取り組まれているようだ。

有効活用とはまた別の観点かもしれないが、技術検証的な商品で「Roboroach(ロボローチ)」というガジェットも存在する。このガジェットが今どうなっているか、手に入れられるのかまでは調べられなかったが、ゴキブリを瞬間冷凍させて仮死状態にし、装置を取り付けることによってスマホでゴキブリを遠隔操作できる。さらに発送を発展させツイッターで操作できる「Twitter Roach」なるものも実現されているとのことだ。すごい時代である。

ゴキブリに限った話ではないが、「人間だと無理でも昆虫なら行けんじゃない?」という発想かどうかはわからないが、昆虫を訓練してどうこうしようという研究には米国防高等研究計画局(DARPA)も資金を提供しているという話だから、軍事利用というもはとても現実的と考えられているのだろう。

ロボデュビアが爆誕する時代が来るかもよ。

自分で言っていてどう活躍させればいいのかわからないけれど、ロボデュビアってなんか良い。個人的には五感がなんか可愛らしさと厳めしさが7:3くらいの割合な感じがとても気に入っている。

どのように活躍させようかと考えた時に、この際商業的な観点を一体置いておいたとしてもなかなか思い浮かばなかった。

まあでも「Roboroach(ロボローチ)」に着想を得て、リモコン操作できるデュビアに同族を誘引しまくる特殊なフェロモンを搭載できたとして、とても広い空間に放し飼いにされている捕食者の前をパレードさせるのはどうだろうか。

ああでもそれよりは、バイオ発電機として活用できるとしたらカメラとかを付けて森の中に放し、捕食されるまでのストーリーをウォッチする方が生態研究の発展に役にたつ良い案なのかもしれない。

いずれにせよ。魅力的な生き物ですね。

周囲の意見を聞いていても、これほどまでネガティブではあるが人間に高く評価されている有名昆虫はいるまい。この魅力的な生き物に対して、今後どのようなアプローチがなされるのかとっても興味深いと思うのである。

※参考記事
iPhoneでゴキブリを操作できる「Roboroach」がアツい!
災害救助をする「サイバー・ゴキブリ」計画(動画あり)
ゴキブリ-Wikipedia
ペルム紀-Wikipedia
大量絶滅-Wikipedia
P-T境界-Wikipedia

 

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