羽根を齧ったり、齧られたりする個体がいる。

ボロボロ羽のデュビアデュビア
ほとんとの羽を齧られてしまったデュビア。
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ボロボロの羽を見るとなんだか切ない。

羽根齧られし個体~デュビアオス~

羽根を齧られている場面はまだ目にしていませんが、確実に羽がボロボロのオスが存在しています。

むしろ生まれてしばらくたっているだろうなというオスの個体の多くが全てがどっかしら齧られているといっても良いかもしれません。

これが普通なのかそれともストレスゆえの行動なのかはよくわかりません。

共食いで数を減らしているという感じもしないし、繁殖という点では大きな問題ではないのかもしれませんが改善できるのならば改善してあげたいと思いました。

調べてみると「羽を齧る(カジる)理由」というのはいくつかの理由が考えられるらしいです。

1.水分が不足しているのを補給したいから

デュビアを飼育している人のブログを見て回ると「水分不足」の場合に羽を齧るという説明を発見しました。

デュビアも生き物として水分自体を必要としているのは間違いないですし、野生下では水分不足の時に羽を齧ることによって何とかしてきましたという生態を持っていても不思議じゃありません。

デュビアの水切れに強いという特性を生かして、ダニを防止したり匂いを抑えたりする上で乾燥ぎみに育てている人はとても多いともいます。自分の場合もそうです。

水分不足が理由かどうかは分らないが実際にオオゴキブリの例があります。
オオゴキブリは日本にいる種で体長約4㎝とデュビアと同程度の大きさになる大型のゴキブリ。
こちらも森林に住み主に朽ち木を食べています。

この種は羽を持つものの完全な形で成長する個体は珍しいらしく、集団生活を送る中でお互いに齧りあってしまうからだそうです。

程度の差こそあれ何らかの形でお互いを食すというのは珍しいことではないのでしょう。

思えばもともと同種を食べる「共食い」も生物全体でいくと生きていく為の通常運転っぽい行動。
カマキリや蜘蛛などで良く知られていますが別に昆虫に限った話でもありません。

繁殖の為に成長する為に単に捕食の目的でなど理由は様々あるのだと思いますが「共食い」が習性にある種も珍しくはないと思います。

いつだったかナショジオの番組で見たのですが、
チンパンジーが共食いしているという話にはぞくっとしました。

話を戻して。

デュビアは積極的に共食いをする種ではないものの餌が足りない場合などには共食いをしないこともないわけだし、水分不足が羽かじりの理由だというのは説得力がありそうです。

2、デュビアが感じるストレスによるもの

ストレスによる共食いの例としてわかりやすいのはハムスターでしょうか。
縄張りをめぐって争った結果相手を捕食する行動は有名ですし、子食いの行動も原因はストレスによるものだといいいます。

でも果たしてデュビアってストレス感じるのでしょうか?

参考になったのはマダカスカルオオゴキブリがキモンからシューシューと音をだすのもストレスを感じての行動(威嚇行動)とすること。

ゴキブリ類もストレスを感じた時になんらかの行動を起こします。
敵から捕食されるかもという生物共通のストレスなんですね。

デュビアにおいては体中から水分を発するという「冷や汗か?」とも思えるストレス反応を示すとのこと。

ケージを大掃除をしている時に、まじかという位床面がびちょびちょだったことがある。
あれはストレス故だったのか・・・ごめんよ・・・・。

ちょっと話がずれたけれでも羽かじりをストレス行動だとすると「過密」というのが理由に上げられそうです。

いくら折り重なるほど過密な環境を好むといっても限度があるでしょうし、適切なコロニーを維持する為に集合・離散フェロモンを利用しているというのはゴキブリあるあるでもあります。
ケージという限られた空間で過ごさざるを得ない以上、過密すぎるのはストレス要因といえるでしょう。

その結果羽を齧るという行為に及んでもうなずける行為です。
でもそれだと共食いが起こる方が自然な気もします…。

3、デュビアってそういう生き物だから

積極的にではないけれどオオゴキブリのように普通に羽とかを齧る生き物とも考えられます。

こちらとして致命的な理由でない限り羽を齧りあっていても特段困るといったことはないので、むしろそういう生き物だと明らかになれば心休まるというものです。

取り急ぎ、羽を齧られた個体が一目見てわかる範囲でいじめられていたり、狙われて食べられていたりという事はなく、羽かじりはコロニーを維持するのに致命的な兆候というわけでもなさそうです。

現段階での個人的な結論

たぶん現段階で結論づけるとすると水分不足が理由っぽいなとおもうものの、過密すぎてという線もなくはないかなと思います。

ということもあり水分を取りやすいようにキャベツをばらまいてみたりして様子を見たいと思う。

11/24/2020 加筆修正

羽根を齧られたのではなくて「脱皮に失敗している」らしい様子を観察できました。
※明らかにかじられている個体もいますが。

脱皮にはある程度の湿度が必要らしく、暖房などでからからに乾いた室内では羽根がうまく伸び切らないことが羽根を齧られているっぽいオスが多くみえた原因のようです。

夏場には全く必要ないものの冬場には適度に霧吹きをした方が綺麗な個体を増やせるかもしれません。

 

 

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