1人暮らしで飼うなら爬虫類(レオパ)が良いと思う訳

レオパを上からパシャリ6畳とちょっとの話
真上からレオパを撮影
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レオパ

何かを見つめるレオパ

ペットの代表格はなんといっても犬と猫だと思います。

人間歴史を長く共にしている動物として今でも愛されている哺乳類です。

あったくて触れ合えてコミュニケーションもとれるということで愛玩目的を超えて家族として扱われているケースも非常に多いですし、盲導犬やアニマルセラピーなど生活を支える存在としても社会に溶け込んでいます。

沢山のメリットを僕たちに提供してくれるペット達ですが、最近では爬虫類を好んで飼育する人も増えているそうです。

これまでの感覚だといわゆる「マニア」の領域で一般的な趣味とは言えなかったと思いますが、どうして増えているのか気になったのか気になりませんか?

※爬虫類の飼育者が増えているという調査結果
WWF(World Wide Fund for Nature/世界自然保護基金)発表

これまで爬虫類飼育がマニアの領域だった理由

「気持ち悪い」と感じる人が多い?

などの個人的な要因は一旦置いておいて、飼いたいと思っても一歩踏み出せなかったとしたらどんな理由があるのかについて考えてみました。

飼育設備の問題

犬や猫などの哺乳類は人間と同じ恒温動物ですが爬虫類は変温動物ということもあり、人間の常識で扱うことのできない生活を営んでいます。

例えば、野性化で太陽光を浴びて体温が上げる必要がある種をペットとして飼いたいと思った場合、バスキングライトを用いて同じように体温を上げられる環境を飼育設備として設ける必要があります。

水辺に棲んでいる種であれば水場を用意する必要がありますし、樹上性の種の場合には登り木が必要です。

気温や湿度などの環境が野生化と大きく変わってしまうと生命や健康の維持が難しくなってしまう為、飼育の為に必要な設備が多く、金銭面で大きな負担がかかる側面があります。

爬虫類の餌問題

ドックフードやキャットフードなどそれだけでも終生飼育が可能なエサが確保できれば良いのですが、虫・ネズミなどを主食とする種を飼育する際に現物を安定的な用意するのができるかというと現実的ではありません。

冷凍ネズミや生きたコオロギなどをキープしておくことに、家族の了解が得られないという人もいると思います。

飼いたいと思う生体に適したエサがない・用意しづらいことが爬虫類飼育に踏み出しにくかった理由になると思います。

なつかない問題

爬虫類は懐くことがありません。

というより懐くことができない生き物と考えた方が適切です。

仲良く遊んでいるような映像をyoutubeなどで見たことがあるかもしれませんが(べた慣れというやつですね)、人に良く慣れているだけで犬や猫のようにペットの方からふれあいを求めるということはありません。

爬虫類にとって人との触れ合いはストレスになってしまいますので、観察することを楽しむというのが適切な距離感なのかなと思います。

細かく考えていくともっと多くの理由があるような気はしますが、大きくはこんな感じではないかと考えています。

具体的に考えれば考える程、日本において気軽に飼えるという初心者向けのペットではなかったという訳です。

愛好家が沢山のお金をかけて楽しんでいるマニアの趣味というイメージが付くのも頷けます。

爬虫類の飼育はどうして今ふえているのか?

昔と違って何かが変わっているから爬虫類の人気が高まっているのだと考えられます。

きっと初心者さんでもスタートしやすくなった大きな理由があるはずです。

レオパ(レオパードゲッコー/ヒョウモントカゲモドキ)の台頭

欧米で飼育が始まり日本でも古くから愛好家がいたレオパ。

20年程前に多くの柄(モルフ)が開発されたことで世界的に人気が高くなったといわれています。

日本で世間的に大きく広まるには何かニュースが必要だと思うのですが、その内の一つが新垣結衣さんの飼育している発言ではないでしょうか。

2007年(映画「恋空」の時ですね)に「笑っていいとも」に出演された時の発言で、その年のデビューアルバム初回限定版ジャケットには新垣結衣さん手書きのレオパ(名前はシーチャン)が描かれていました。

2019年にグラビアアイドルの忍野さらさんがレオパを2匹飼育していることが雑誌に掲載されたりと、女性芸能人の方でも爬虫類の飼育者は増えている様子。
爬虫類系女子というやつですね。

レオパは夜行性で紫外線ライトが必須ではないなど「飼いたい」と思った時にハードルが少ない種だと言えます。

それ程大きくならずにケージの中で一生飼うことができ、飼育が容易とされているのも初心者さん人気を押し上げている大きな要因ではないでしょうか。

1980年代では野生化の個体が流通していることがほとんどだったそうですが、現在ではほとんどが飼育化で繁殖させた個体になっています。

前述の資料ではトカゲ類の販売個体数の1/4をレオパであるというデータもあり需要が増えている人気の生き物だといえますね。

人工フードの開発

餌という観点でも人口フードが開発されてきています。

例えばレオパ用人工フードに関しては飼育者増に伴う餌需要の拡大を背景にラインナップが増えているおり、生餌でないと絶対に飼えないという環境も変わりつつあります。

現在ではまだ人工フードを食べてくれない個体もいることから生餌が主流ですが、いずれは多くの人が人工フードで育てる時代が来るかもしれません。

※生餌は基本高いので・・・

お世話の観点

爬虫類にとって人との触れ合いがストレスになるという事実の裏返しは
お世話する範囲が限定的で良いということでもあります。

散歩も必要ないですしコミュニケーションが必須でもありません。

毛もありません笑。

エサやりと排泄物の処理、環境維持と設備保全を行えば良いというのはある意味楽だと思います。

短時間の世話で大丈夫というのは日頃忙しく時間の無い人でも飼いやすい要因です。

一人暮らしや家を空ける機会が多い人も爬虫類とは良い関係が気付けるかもしれませんね。

爬虫類の飼育が広まってきているといっても、
やはり飼育が難しかったりものすごく広いケージが必要だったりする種類の生体もいます。

ペットを選ぶ基準は人それぞれだと思いますが
「生涯飼育しきれる」設備と余裕(金銭面・時間面)は必要です。

特別なこだわりがないのであれば、
初心者向けと言われている種類からスタートしてみるのが良いのではないかと思っています。

まとめ:1人暮らしでペットを飼いたいなら爬虫類はどう?

レオパ接写

うるうるの瞳が魅力的なレオパ

観察して楽しむのが爬虫類。

もし興味があればという前提ではありますが、世話の手間が少なく餌も選べるようになりつつあり、
設備も整えやすくなりつつある爬虫類はペットとしておすすめできます。

個人的には「可愛らしさ」と「カッコよさ」がうまくブレンドされた
素晴らしい生きものっぷりをきっかけに興味を持ったのでレオパがおススメです。

大きくなっても15~25cm程で少し広めのケージであればずっと飼っていけますし、
寿命は最大で平均10~15年程と長い付き合いができるのも魅力ですよ!

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