デュビアの栄養ってどんな感じか気になったので調べた。

デュビアのミニコロニーデュビア
デュビアが増えてきたのでリスク回避の為に小分けにしてみました。
この記事は約4分で読めます。

高たんぱく低脂肪っていうのだけは知っている。

デュビアのミニコロニー

デュビアが増えてきたのでリスク回避の為に小分けにしてみました。

なんか栄養知らないで餌あげるのは良くない気がしてきたまだ生体いないけど。

デュビアが食材として優秀という結論は周知の事実だと思うのですが、他の餌用昆虫と比べてみた時にどんな違いがあるものなんですかね。と探していたらめちゃめちゃ興味深いブログを発見!

とある獣医の豪州生活(オージーライフ)Ⅱさん ※リンク先絶対参照!

海外の論文とかをもとにエサ用として利用されている昆虫の詳しい成分を比較してくれている内容で、各昆虫ごとに評価してくれている点が素人の僕にもとても分かりやすかったです。前提として生体に必要な必須栄養素体は、犬や猫など有名どころと実験動物以外は明らかにされていないというのも興味深い話でした。その他の哺乳類や爬虫類・両性類などの必須栄養素などはまだ未研究の部分が多い世界なんですね。その分、キチンとした研究の成果である論文が発表されると、経験則だけで正しいかどうか確証が持てない部分も明らかになるので安心するなと思いました。

餌用のイエコ、レッドローチ、デュビア、ミルワームってどんな違いがあるの?

各成分ごとの詳しい内容はとある獣医の豪州生活(オージーライフ)Ⅱさんさんのブログさんを見て頂くとして、一旦中身を読ませていただいてざくっと自分の知りたかった情報まとめてみました。

※個人的にこのように理解しましたという話なので、さくっとした参考程度でお願いします。

<デュビア(アルゼンチンフォレストローチ)>

・高たんぱく低脂肪で主食として申し分ない万能のエサ。
・他ローチ系と同じく吸収率はコオロギ等と比較しても低いだろう。
・カルシウムも低い可能性があるので、ガットローディングやダスティングは大切。
・ストックのしやすさが特徴的

<レッドローチ(トルキスタンゴキブリ)>

・デュビア・コオロギと比較するとエネルギー量は多い。
・消化率はコオロギより低い。
・高脂質が不安点。
・素の状態で比べたら高カルシウム。

<イエコ(ヨーロッパイエコオロギ)>

・高たんぱく低脂質でアミノ酸バランスも良い。
・吸収率も高く主食として申し分ない。
・昆虫食で不足しがちなアルギニンの量も申し分ない。
・他の栄養素も高水準。

<ミルワーム>

・栄養バランスが良く消化吸収率(90%)が他と比べて高い。
・カルシウムを含めて、ミネラルやビタミンを添加必須だが主食としての機能は十分。
・脂質が高いことに気を配る必要はある。

■一応アバウトに用語を解説

※吸収率

食べた生態が食べた生餌がどのくらい消化吸収されやすいかどうか。
例えば栄養が同じく100としたら80%の吸収率のエサよりも、
90%の吸収率のあるエサの方が、効率的にエネルギーに変換されるので優秀。
*今回登場のエサだとミルワーム>イエコ>レッドローチ・デュビアの順

※ガットローディング

ストックする生餌にのエサにも気を配ってたっぷりと栄養を与えておくことで、
生体が食べたときに十分な栄養が届くようにする事。懐疑的な意見もある?

※ダスティング

生餌だけでは補えないカルシウムやビタミンなどの粉を振りかけてから生体に与えること。
ちなみにカルシウムを添加するのはすべての餌用昆虫において必要。
これをやらないと必須の栄養が取れなくなってしまうので絶対大事。

主食に耐える餌用昆虫であれば、特徴掴んで工夫できるじゃないか!

栄養素も何をメインに与えていくかという重要な要素ではありますが、主食をこれで行こうと決める際には、確保のしやすさや生体の特徴に合わせた選択も重要かと思います。例えばよく動きまわる生餌を好む生体や床材を使用している状況だと、床材に潜りむデュビアよりもよく動いて潜り込まないレッドローチの方が主食に向いていると判断するケースもあるようです。

お恥ずかしい話思い込みで「ミルワームって主食じゃない」と勝手に思ってた節があるのですが、高脂質なのは気を付ける必要があるものの、吸収率も高くて優秀な主食たりえるという事がわかりました。

デュビアは吸収率という観点では他の生餌に一歩劣っているといえるワケで、消化の良い生餌を与えたい場合にはワーム系を与えたり、日ごろはワームを与えておいて脂質が気になったらデュビアを与えたりなどの使い分けができるのが理想的なんだろうなと思いました。

だけど結局ストックのしやすさという特徴は抜けてる。

やっぱり総合的に考えると「ストックのしやすさ」「育てやすさ」がデュビアの最も優秀な特徴といえそうです。つまり主食としても使える生餌の中で、これほどまでに都合が良い生き物がいない(見つかってない)という事がデュビアにとっては一番のストロングポイント。

鳴かない・飛ばない・臭くない(正直ちょっと匂いはある)、餌切れ水切れに強い、共食しない(特定の条件下ではしてるっぽい)、つるつるした壁登れない、餌を選ばない(ミントも行けるらしい※未実験)、卵の管理が必要ない、ストック観点では成長が遅いのはメリット(増やす観点ではデメリット)などなど、あらヤダこんなに都合が宜しくいいのでござんすかという位都合の良い存在だなと思う。なんか改めて考えると愛らしすぎませんかね。

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました