デュビアを繁殖させる為のケージを作るのには、
結構な労力が必要となる定め。
ふむふむ、なるほどいけそうだぞ!DIYするんや!
そもそもデュビアの繁殖というのはすでに多くの先輩方が取り組まれているテーマ。
ですので、ちょっと検索すれは効率良く日々のお世話ができる自作ケージの作り方などが出てきます。
デュビアがツルツルした壁面を登れない修正を利用して衣装ケースなどで自作するケースが多いみたいです。
自分が参考にしたのは、「LEATHERS」さんのこちらの記事。
掃除が超簡単に!衣装ケースでデュビアの自作飼育ケースを作ろう
めちゃめちゃ詳しく作り方から費用感から使用感から解説してくれています。
もうこの通りに作って下さいとおすすめできるレベルです。
自分の場合オリジナリティを出そうとした結果無駄に余計な手間がかかるという
人には言いたくない恥ずかしい気持ちになりました。
皆さんにはそんな思いをして欲しくないのでここに反省点を列挙していきます。
1、大きいケースならもっとたくさん増やせるやろ!
2、そうだ!これを機に色々道具そろえちゃおーっと!
3、まあ作業のやり方はわかっているし、始めるのは昼過ぎからにして二度寝しよーっと。
素人が偉そうにと思われるかもしれませんが実体験した者としてのアドバイスです。
特に一人暮らしで狭いベランダしかなくDIYをしたこともないという人は心して欲しいです。
私の身に起きたこと(自業自得)
以下、実際にあった出来事です。
かねてより計画していた「デュビア」を繁殖する為に 自作ケージを作成しようと考えていた私はAmazonで必要な材料を購入していたのだ。
衣装ケースを加工した自作ケージの作り方は事前に調べておいたし安心である。
効率良く作業ができるように電動のこぎりやらの道具まで買ったんだし、と
作業予定の明日を少し楽しみにしながら私は眠りについた。
翌朝、8:00にセットしていたアラームで目が覚める。
普段休日は目が覚めるまで寝ているタイプである私は 若干のいら立ちを覚えながらスマホの画面を眺めふと考えた。 (昨日はテンション上がって早く起きようと思ったけど、 作業の工程を考えると2時間くらいで終わると思うし、別にいいか・・・)
そうして私はスヌーズ機能をOFFにし再びベットにもぐりこんだのであった。
再び目が覚めた時間は13時を少し過ぎたころ。
「んー」っと背伸びをしながらこれからの1日の過ごし方を考える。
14時からスタートして夕方に作業が終わった後、外食で済ませて 家でカバネリを見ながらゼロコーラに舌鼓をうっている自分がそこにはいた。
早めの出社が必要な明日に向けた美しい計画がそこにはあったのだ。
「よしっ!やるか!」 ダンボールを開け始めるが開けずらい。
8畳ワンルームで机とベットを置いてある我が住まいでは 大きい段ボールは敷居をまたいだ瞬間に生活動線を阻む大きな壁となる。
自由に取り廻せる程のスペースなど存在しないのだ。
私はその時このちょっとした想定外が大きな悪夢の予兆であることに気が付かずにいた。
段ボールが大きいのであれば、入っているものもまた大きいというのに・・・。
10分後、プラスチックカッターを片手に汗だくでヒーヒー言いながら 衣装ケースの蓋に切れ込みを入れようとしている自分がいた。 手袋を買い忘れたものだから、怪我が怖くて思い切って力をいれることができない。 蓋を切ろうとする右手と支えようとする左手は、それぞれ別のベクトルの力に あらがっている為、握力はすでに底をついていた。 衣装ケースが大きい分作業範囲も大きい。
終わりの全然見えない展開に、焦燥を感じながらも心はすでに折れている。そんな思いをしなくて済むために電動ドリルを買ったわけであるが、そんなことは当然試した後の訳である。
結論から言うと、プラスチック蓋を切るならば固定する器具でもないと切断面がのこぎりの部分を挟んで前後に揺れるだけで全然切れない。 無理やり力を入れて続けようとするとバキッと割れる。そもそも狭いベランダでの作業には圧倒的に適さないのである。何よりヴィィイイイィイイイィィィィィィイイという爆音が響き、マンション住人からの苦情を覚悟しなくてはいけない。そんなリスクを冒すよりは手作業の方が確実だというわけだ。
なんかもうよくわからないレベルで作業に没頭した結果、蓋を切り終わるのに要した時間は約2時間。 当初の予定を蓋をきるだけで消化してしまったのである。
これはまずい。
このあと衣装ケースの底面を同じく切断してそのあと、鉢底ネットをくりぬいた部分にグルーガンで張り付けて、 という作業をこなさなくてはならない。
私は現実逃避にちょっと「なろう系」の漫画をみたり、アマゾンプライムで「なろう系」のアニメをみて、 主人公とヒロイン連中がきゃっきゃうふふと無双している場面に にやにやしながらちょこちょこと作業を進めていた。
結果作業が完了したのは22時を回った頃。
想定時間の4倍を費やすことになってしまったのだ。
もはや今日は終わったといって良い。
汗を流したらあとは寝るだけ。
何しろ明日の朝は早いのだ。
私はその日計画していた有意義な休日と現実との乖離にどっと疲れを感じながら布団に入った。
なんでもうちょっと考えなかったのか、自己嫌悪にまみれた眠りはとても浅く翌日もだるさを引きずることになったのだ。
まとめると…
ながながと書きましたがまとめると下手したら1日が無駄になってしまいますよということが言いたかったです。まさかこんな力作業になるとは思いませんでした。
慣れているならすぐに終わる作業かもしれませんが、初回だと見積もり誤りがちかもと思います。
ふり返るとただ勢いだけで進んだ当たり前の結果ですね。反省です。
※ちなみに別の機会にちっこいケースを作ってみましたが、作業は1時間くらい全部完了しました・・・。
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