落ち葉ってデュビアの餌にならないのか?<実験編>

デュビア
衝撃の結末…?
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デュビアに落ち葉を与えて経過を観察

前回の<準備編>でデュビアに与える安心な落ち葉の用意が整いました。
ケージ内にガサッと落ち葉を投入ししばらく様子を見てみます。

(5分経過)

…うーん。あんまり食べている様子がありません。
嗜好性の高い食材ではないだろうからもうちょっと時間をおいてみたいと思います。

(30分程経過)

放置してしばらくたった頃に改めてケージを覗いてみました。

んっ!食べてる…食べてるよー!

落ち葉は確かにかじられていた!

これは明らかに齧った後、食べているということだ―!
ちょっと興奮してしまったのですが、よく見てみると現在進行形で食べているらしき個体を発見。

確かにかじっている!

イチから手作り(拾ってきただけ)したものを食べてくれている姿にちょっと感動です。
森林性の生き物なので当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、そこらへんの落ち葉レベルでも食べ物になることを確認できました。

ただ落ち葉がメインの食べ物になりそうかというとそうでもありません。
おそらく栄養が足りないと思いますので、常に入れて置ける非常食という立ち位置が良いかと思われます。
元々エサ切れに強い生きものではありますが落ち葉を活用するとことでより放っておける生き物になりますね。

隠れ家としても落ち葉は有能ではないか。

現在は鉢底ネットを丸めたものやトイレットペーパーの芯を隠れ家として活用していたりしますが、落ち葉を重ねることで隠れ家として機能させることも出来そうです。

特に鉢底ネットの場合僕の設置方法が悪いのか、挟まったり潰されたりと事故死してしまっている個体を複数発見します。大掃除のタイミングでしか見つけられないくらい奥の方で亡くなっているので臭いの原因にもなってしまっておりちょっと困っていたんです。

この事故が発生する原因はおそらく丸まった鉢底ネット内での過密にあると思われます。
落ち葉を配置することで鉢底ネットじゃなくても隠れられる場所を確保できれば事故死は減るのではないでしょうか。確証はないですが…。
余りに過密すぎてもストレス(※)になってしまうということなのでこれも試してみたいなと思います。
どの程度の状況が「過密すぎる」のかはまだ判断できないですが…。

(※)集合・分散フェロモン
仲間を集めてコロニーを形成する為集合フェロモンを利用するように、過密すぎる環境になった場合には分散を促す為に分散フェロモンというものを活用しているようです。
集合と離散をうまく利用してコロニーの個体数をコントロールしているんですね。
ゴキブリに限った話ではないようですが。

デュビアの繁殖環境を改めて考えるきっかけになりました。

限られたスペースで生活しながらどんどん増えてくれるデュビア達。
どの程度の過密までは増えてくれるのかわかりませんが、どうやら限界はあるように思われます。
生き物には生活を崩壊させる程の過密を防ぐために生殖を抑制する能力があるようで、マダニを利用した実験の際に産卵抑制フェロモンの働きを確認したという資料を発見しました。※参考資料

フェロモンをうまく活用して生きている昆虫たち、特にフェロモンの働きをうまく利用してるゴキブリ類であれば種のスタンダートとして持っていそうな能力です。
もしかすると「密」は居心地が良く「過密」はストレスというのがデュビアの本音なのかもしれません。
※軽くて丈夫で隙間が多いという点では卵パックって本当に優秀な隠れ家ですね。

結論:落ち葉の配置はデュビアにとって複数のメリット

もともとはエサいならないかなーという想いで落ち葉の実験をスタートしましたが、鉢底ネットによる事故死(と思われる)を防ぐ為の隠れ家としての一極集中を防ぐ機能も落ち葉は果たしてくれそうです。

健やかにかつスムーズに増えまくってくれるように、良さげな取り組みはドンドン行っていきたいと思いました。

 

 

 

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